投球障害公開情報

このページは投球障害に関した情報を掲載していきます

(作成者の理論や主幹が入っています 検分して下さい)



野球肩・野球肘アンケート実施中(情報収集)

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野球肩・野球肘の情報提供にご協力のほどよろしくお願いします
一人一人の貴重な経験が困っている人たちの救いになります!

約10問程度のアンケートです


知っておこう野球肩・野球肘とは!!

投球障害の野球肩・肘って?

野球の投球・打撃動作、ゴルフのスイング・バレーボールのサーブ・テニス・バトミントン・水泳などの、前腕・上腕を大きく振い肩を繰り返し多用する競技に発生する可能性が高い肩・肘の痛みです。

初期症状ではほとんど自覚症状がなく、肩部・その他周辺に違和感程度にしか感じる事がないので、見落としたり無視する人がとても多いです。症状が徐々に悪化することで関節包や肩関節に付着する腱や筋肉あるいは骨の損傷が見られ、損傷箇所によって、肩の前方、または後方、上方など肩部周辺の様々な箇所が痛みます。

 痛みを感じ認識しないと症状対応を始めないので、初期症状でほぼ発見されないスポーツ障害の1つです。 

※野球肘も同様な症状が肘周辺に診られます


野球肩・肘の一般的に言われる原因と持論

過度な投球動作、体幹・股関節・上半身・下半身の柔軟性不足、肩や肩甲骨周囲の(筋力不足・関節可動域不足・筋硬結)、不適切な投球フォームなどの説を多岐に渡って推論されていますが、間違いなくこれで野球肩・肘になりますという結論に至る答えが現状では発見されていません。

痛みや違和感は突発的に発現するのではなく、徐々に肩部周辺・肘部周辺が変調をきたすことで体の使い方(筋肉の曲げ伸ばし・捻る角度・力の入れ方)を変えるために起こるのではないかと考えています。(私はこれを積み上げ式と定義しています)(繰り返し症状を治すことなく続けること)

さらに成長期の学生などは身体成長のバランスが悪い場合も関係しているのではないと推察します

・現在ではYouTubeやインターネットサイトなどでも野球肩の受傷要因は様々な種類の考え方が溢れています



主要な頻度の高い症例(重症)

・インピンジメント症候群

・腱板損傷

・リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)

・肩甲上神経損傷

その他にも症状もありますが上記の内容は重症化してたモノで病気に例えるなら末期症状まで進行しています


一般的な病院での診察の流れ・確認方法

初期の段階では上記で述べたように、無視か何もしないので対応する人はいません

(専門家などに相談する事で初期症状の状態で稀に発見することがあります)

痛みが治まらない症状まで来ると即医師に診察・診断して頂きます。

診断する事と診断機器を所有してる機関は総合病院・整形外科に限られます。

超音波エコー画像、MRI画像により、(痛みの部位・どの程度損傷しているのか)を診断します。

その結果として選手の希望を考慮して、最適な治療法が提案されます。

※現状 野球肩の発見は選手の自己申告が大半を占めています



一般的な治療方法

身体の組織が損傷してなければ保存的療法、損傷が高く保存療法では治癒が望みにくいモノは観血的療法を行います


・保存的療法
 安静 理学療法 心理療法 薬物治療 化学療法 作業療法 
 柔道整復術 サポーター テーピング

・観血的療法

 手術

上記の野球肩指標チェックは多くの野球選手(高校球児)から話をして聞いた事を整理してまとめたモノです。

さらに肩を痛めてる方にステージを示すことで意識をしやすくするために作っています。

ステージ3以降に該当する人はすぐにでも専門家に受診して問題に対応をすることが重要となります。

痛みを我慢して練習を続けることに全く意味はありません、寧ろ変な癖や体の使い方を学習して怪我の要因を作ります。

仮に正しい使い方が出来なくなると、常に故障・違和感・パフォーマンスの低下に苦しむことでしょう。

スポーツする上で体を動かして(筋肉痛以外)痛いというのは異常が発生してるのだと考えてもらいたいです

※筋肉痛は良い痛みなので同列で考えないようにしてください


私が思うに競技の指導者(監督・コーチ)がスポーツ障害についてもっと認識を深めるべきです。それはなぜかと言うと一番近くで長時間、選手の動向を見ているのが指導者だからです。しかし指導者がスポーツ障害スポーツ外傷についての認識不足が多く、その為に選手の症状を見逃すことで症状悪化、最悪身体損傷してしまうことが多くなります。 
健康管理・怪我についての予防方法や選手からの(体調・怪我)自己申告しやすい環境作りは、競技を教える事と同じくらい重要です!!
是非これを読んで頂けた指導者の方には行動をして頂けると幸いです。


書き主も少年時代に肩と肘を壊して野球肘の手術をしました。そのことで野球をあきらめた経緯があります

あくまで手術は最終手段であり、その手段を取らないのが一番良いことですが壊れたら二度と元には戻りません

少しでも早い段階で指導者が気付いて対応していたら、今も私は野球を続けていたかもしれません

原因を見つけて早期に対策を練ることが、生涯に渡って野球を楽しむために大切です


野球肩・肘の状況把握(経験談)

大多数の方々が野球肩・肘の治った・改善した経験が(実感したこと・変わったこと)無い人だと思います

上記にも書いていますが、野球肩・肘は積み上げ式になっているために、痛めた状態や使い方が変わって来るとどれだけ努力しても(ストレッチ・筋トレ・安静)元に戻らなくなってしまうと、どこかのタイミングで故障・損傷します。

理想としては無駄な積み上げをする前に積み上げの問題点の発見することで故障の予防を行うことができます

どれだけ状態のリセットしても元に戻ること繰り返しをしては完治には辿り着くことはありません(意識・認識の改善)

野球肩指標チェックにあるステージの最悪でもステージ2辺りで発見できると完治する事がかなり早いです

残念ながら現段階ではステージ2で見つかることはなく、ほとんどがステージ3~以降で発見されます

それに輪をかけて長期間の放置や無理な使用で歪に重なり合って完治にはほど遠い方も多いのも事実です

最後に

明確に原因と現在の問題点を提示出来る 病院・治療院・治療家にかかりましょう 

整形外科医だとしても肩部・肘部専門ではないと正しい診断とは限らない場合があります

スポーツ障害専門で診療されているスポーツ医の方が望ましいです 

診断と処置が適格であれば確実に治ります 選ぶ場所と人を間違わないことを祈るばかりです

安静にして時間をかけても野球肩・肘は治りません 痛みは確かに治まるでしょうが最初だけです

安静にしても痛みが治まらなくなってくると悪化の一途です

痛み止め薬・注射・湿布・電気治療・マッサージは完治の要因に成りえないのでお忘れなく!!

あと手術をしても痛みが無くならないなどはよくあることなので物理的に壊れてしまって外科手術が唯一の解決策に限る場合には最終手段を手にしてください。

私が今まで手術した人をそれなりに見てきましたが残念ながら完治とは程遠い状態の方々が多かったです。

(関節可動域の制限・運動痛・筋力低下など)

当院では現在独自の方法により少しずつですが施療による結果が確認出来る事が増えています。


野球肩・野球肘っと思ったら簡易点検

・肘部関節屈曲検査 (オリジナル)(簡易評価)

・肩部外転回旋検査 (オリジナル)(簡易評価)

  オリジナルのため同評価を行っているところは無い


言葉の捉え方について
※積み上げ式とは
 一般的なイメージだと、筋肉トレーニングする事に近い認識と思います
 間違った方法・認識でトレーニングを行うと体を痛めてしまう感じに似ています
※偽モーション(偽動作)とは
 他動的に部位を動かした時、他部位に無自覚な反発運動又は回避運動が発現する


当院では症状が初期の段階ではありますが
すでに500人を超える選手が競技に復帰した実績があります